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使用上の注意

(1) 薬液を吸引するときは親指をゆっくりと確実に離す必要があり、急激に薬液を放すと薬液が勢いよく吸い込まれ、薬液抽出器内に突入し、プランジャーが腐食してエア漏れが発生する可能性があります。

(2) より高い精度を得るには、血清タンパク質溶液や有機溶媒を吸収する際に内壁に「液膜」の層が残るため、吸引ヘッドは事前にサンプル溶液を吸収してから正式にピペットする必要があります。吸引ヘッドのズレにより液の吐出量が少なくなり、エラーの原因となります。

(3) 液体の濃度と粘度が高いと誤差が生じます。その誤差をなくすための補正は、テストによって決定できます。補正は、ノブを調整して読み取りウィンドウの読み取り値を変更することで設定できます。

(4) 化学天秤を使用して精製水の重量を計量し、計算して精製装置を補正することができます。20℃の蒸留水1mLの重さは0.9982gです。

(5) ピペットの吸引ヘッドを繰り返し叩いて締め付ける方法は、非常に好ましくありません。長期間使用すると、内部部品が緩み、ピペットが損傷することがあります。

(6) ピペットが取り付けられるまではピペッティングを行わないでください。

(7) レンジ設定の際はご注意ください。必要な範囲まで回転しますか?数字は表示窓にはっきりと表示されます。ピペットの範囲内で設定範囲の外にボタンをねじ込まないでください。ねじ込み機構が動かなくなり、ピペットが損傷する可能性があります。

(8) ピペットで揮発性や腐食性の高い液体（濃酸、濃アルカリ、有機物など）を吸引することは厳禁です。

(9)ピペットを使用して液体を吹き込み、混合することは厳禁です。

(10) 精度に影響を与えないように、少量の液体を除去するために広範囲のピペットを使用しないでください。また、大量の液体をレンジから除去する必要がある場合は、ピペットを使用してください。